絵本の内容や感想、1ページあたりの文字の量や構成要素などを紹介していきます。
絵本の購入時や、図書館等で本を借りる時の参考にしてください。
目次
「ぞうくんのさんぽ」の作品情報と対象年齢
- さく・え:なかのひろたか
- レタリング:なかのまさたか
- 出版社:福音館書店
- 出版年:1977年
- 対象年齢:
- 読んであげるなら2歳から
- 自分で読むなら小学校初級向き
「ぞうくんのさんぽ」の内容(あらすじ)
散歩にでかけたぞうくんは、途中で出会ったかばくんとわにくんとかめくんを背中に乗せて歩いていきます。
だんだん重たくなっていって、かめくんを乗せた瞬間。
重さに耐えきれずに、
「うわーっ」
「どっぼーん」
と池の中に落ちてしまいます。
みんなはごきげんに池の中で遊びましたとさ。
1ページあたりの文字の量と構成要素
1ページあたりの文字の量:「やや少なめ(2歳~3歳位から)」
※注 文字の量は、筆者の受けた印象です。
「やや少なめ(2歳~3歳位から)」の定義:
例:きょうは とっても いい てんき。
わんちゃんが さんぽを したくて げんきに ないてるよ。
からすも えさを みつけて ないてるよ。
構成要素:
- 「さんぽ」
- 「せなかにのる」
- 「ぞう・かば・わに・かめ」
- 「水遊び」
「ぞうくんのさんぽ」を購入した感想
1歳7ヶ月の子どもは、今のところ一番の盛り上がりの「うわーっ」「どっぼーん」には特に反応無しでした。
ぞうとかばは知っているので、「パオーン」と両手を縦に大きく開いて閉じるかばの真似をしてくれます。
2歳近くになるまではこの本の面白さがわからないのかな?と思うので、
また数ヶ月経ったら読んでみたいと思います。
大人げないツッコミポイント
さんぽしているぞうくんが、かばくんとわにくんとかめさんを背負っていく描写があります。
40年前に発行された絵本に対していうのも野暮ですが、
若干、現代では「ぞうさん、かわいそう…」と取られてしまわないか?と思いました。
道端で出会った動物たちを散歩に誘ったら、みんな背中に乗ってくるわけですよ。
しかも「うん うん、重いな」って言っているにも関わらずですよ。
いじめか?いじめなのか?ぞうさんは本当に納得済みか?
私だったら「一緒に散歩に行くんなら、横歩けや」と言いたくなりますわ。