「なろう系小説」みたいなタイトルで恐縮ですが、
- 絶賛イヤイヤ期の2才児をワンオペ育児しながら、
- 週5の5時間パート(仕事内容は、不動産業界とは直接関係ない)をしつつ、
- 夜9時半に帰宅する旦那さん(※私が資格の勉強することを快く思っていない)に煙たがられながらも
なんとか2021年の難問奇問あふれる宅建試験に合格(仮)したエピソードを書きたいと思います。
(※ちなみに、自己採点では38点でした。多分受かっているだろうという前提で書いています。)
今回はモチベーション上げ編です。
宅建を受験しようと思ったきっかけ
ある日、旦那さんが言いました。
「今すぐじゃなくてもいいけど、正社員で働いて300~400万位稼いでほしい。
想定としては、子供が小学生になったら。…それじゃあ厳しい?じゃあ8歳くらいで。」
(こ、こやつ…。
子供は将来的に3歳差くらいで2人ほしい。
旦那さんの帰りは常に遅く、夫婦双方の両親は遠方のため家事育児はワンオペ。
もし私が正社員になったとして、突発休みはどうする?急な残業は?
一切の支援なく、フルタイムで働けるか?そーいうことも考えての発言か?
そもそも私が生命保険会社の正社員を退職せざるをえなかったのは、お互いに原因があった不妊治療のためやぞ。
わかってんのかコラ。)
などと心の中で罵倒しつつ、私は言いました。
「わかった。じゃあそのため(=将来的に正社員になるため)に、今出来ることをしていくよ。」と。
・資格取得
・資産運用
・副業
このあたりが、「今の自分に出来る、収入を上げるための努力」だろうと私は考えました。
まずは上記の中から、役に立つ資格を取得しようと思ったのが、宅建を受験するきっかけでした。
宅建に受かるメリット
宅建に受かることで、
- 現在の職場は「パートでも育休は取っていい」と言われているけど前例がない。辞めたくないので、「やる気があって、デキる人間」だと思われたい
- もし仕事を辞めざるを得なくなっても、不動産業界では「宅建所有者歓迎!」となっていることも多いため、転職の幅が広がりそう
- 過酷な状況(ワンオペ育児中etc…)でも難易度の高い資格を取得したら、転職のときの自己PRで使えそうだし、自信につながる
- 現在の仕事(会計事務所で相続税申告支援事務)は直接不動産を売買することはないが、相続税申告では不動産の項目もあるため、知識が多少は職場でも役に立つかも
- 現在は賃貸物件に住んでいるが、家を購入するかもしれないので持っていると損をしないかも
- とにかく、(他人にも家族にも、そして内なる自分に対しても)ドヤ顔できそう
こんな感じのメリットがあると思い、宅建試験の受験を決意しました。
宅建を取っても意味がない?勉強するデメリット
- 試験内容が難しい。細かい知識を聞いてきたり、(数字の「以上」や「未満」、「超」の違いなど。)普段馴染みのない分野の単語も出てきたりするため、体感では、FP2級や、登録販売者の試験の数倍位難しいと感じた。
- 合格には250時間~400時間程度の勉強時間が必要と言われており、勉強を始めたら試験が終わるまでは自由時間を削らなければならない
- (私のパート先では)宅建をとっても資格手当はつかない。給与が上がらないため、収入アップには繋がらず。
- 収入アップどころか、
- 10,000円程度の参考書代(メルカリで2020年の中古の教科書&問題集、新品の予想問題集を購入)
- 7,000円の受験料
- 合格後に受講する予定の20,000円程度の登録実務研修料
最低限、40,000円弱の費用がかかると旦那さんに言ったところ、
「合格したところで、元が取れるの?本当に受ける必要ある?新品の参考書買うのもったいないから中古を買いなよ。」
他にも、『休日に試験勉強したいから、子供の面倒みてほしい』とか、俺に言うのは単なるワガママだから」などと言われる始末…。
(結局、合格がわかった後も20,000円の登録実務研修を受けることをめちゃくちゃ渋られました。)
それでも宅建に受かりたい!!こう考えたらモチベーションが上がった!
試験内容が難しくて、貴重な自由時間を削って、収入アップにも繋がらず、家族の協力も得られない…。
めちゃくちゃしんどい。
でもこの「逆境」でもし受かったら…
自分すげーカッコいいな!!!!!!!!!
そう考えると、モチベーションが上がるのを感じました。(島本和彦かな?)
勉強難しいから…
自由時間を削らなきゃいけないから…
お金にならないから…
家族に反対されたから…
勉強をやめたい。そう思うのは当然ですよ。
だからこそ、そこで受かったらカッコいいじゃあないですか!!!!!
めっちゃドMの精神論やんけ、っていう感じですが。
- 問題集に勉強した日付を書く(あとから見返して、たくさん勉強したことを思い出して自信につながる)
- モチベーションが低くてもできる勉強法を見つける(動画を見たり、耳だけで勉強するなど)
- 「今から5秒以内に問題集を開く!1分だけ集中して勉強する!!」と宣言し、取り掛かる(取り掛かってみると、やる気が出てきて1分だけではむしろ勉強が終わらない)
以上のモチベーション管理方法は有効でした。
でも、本当に心の底から湧き上がってくる勉強の意欲というのは、やっぱり、
「過酷な状況でも勉強している自分カッコいい!
合格したらもっとカッコいい!!!」
と思い込むところから出てくるんじゃあないかなと思う次第です。